ジャパニーズオヤジサーファー向けペリスコープの攻略法

数日前バリ島では雨が多く洪水になったニュースを目にしましたが今年はどうやら雨季の始まりが例年より早いのでしょう?例年10月中旬から後半にかけて乾季の終わりをつげるように急に波が小さくなり気温が上昇してきますが、それから本格的に雨季突入まで1ヶ月以上。しかしスンバワでも3日中2日は雨がふり、ついこないだまで一面茶褐色だったハッピーホームの敷地内は芝生(雑草)が生え始めてあっという間に一面緑色、そして乾季に遅い午前中から吹き始める南寄りのサイドオンショアもおさまり穏やかな日が続いています。

レイキーエリアは、これからがジャパニーズオヤジサーファーにとっての絶好のサーフシーズン。先日の夕方はハッピーホームから一番近いナンガスでサーフィンしましたが、いつも通りに空いていて4人のみでした。昨日サーフィンしていて感じたことは先月ナンガスで入ったときより波長が短く、波速もゆっくりになっていました。ボードが滑り出してから焦ることなくソフトにテイクオフの波で年々衰退してきているジャパニーズオヤジには最適の波でした。これから来年の乾季が始まる5月頃までの6ヶ月間はこのような柔らかい波質なので楽しいサーフシーズンの到来です。

そんな時に穴場の良い波となるのがレイキーピークに続き2番目の人気ポイントのペリスコープです。レイキーエリアには7箇所のサーフポイントがあり大多数のサーファーはレイキーピークとペリスコープの波を目指して訪れます。ペリスコープは先日紹介した年間365日中300日サーフィン可能なレイキーピークとは異なり、中潮以上のハイタイドと波のサイズがある時と条件が揃った日に良い波となリます。

ジャパニーズオヤジサーファーのレイキーピーク攻略法

なのでレイキーピークよりもサーフィンできる日は少なく、条件が揃った日には挙ってペリスコープを目指します。

ペリスコープは湾曲になった海岸線に丁度よい角度で出来たサンゴ礁のリーフボトムにうねりがぶつかり素晴らしいレギュラーのポイントブレイクの波です。テイクオフから掘れている波はチューブを巻いて岸ぎりぎりまでロングライドができゲッティングアウト時には波をかぶらずピークまで戻れます。そして波は掘れている割にはレイキーピークに比べて波のパワーが無く、ケリースレーターのWaveプールの様な波です。

上手なサーファー達は上記画像のようなペリスコープの波を目指して来ます。こんな日にはサーファーの数も多く、波は掘れているのでジャパニーズオヤジサーファーたちはインサイドで上手なサーファー達がチューブをくぐってくるのを見ながら「波待ちのみ。」となることでしょう。

「波が大きくないと良くない。」と言われているペリスコープ。それはブレイクが速すぎてメイク出来ない波が多いからです。

しかし私の経験上そんなことは無く、波のサイズが腰~胸でブレイクが速くても、たまに入るセットは肩~頭のしっかりメイクできる波が入って来るんです。そしてそのサイズだとテイクオフが柔らかくジャパニーズオヤジサーファーに適したパワー。

ペリスコープがそのサイズのときは常に波のサイズが上回るレイキーピークでは頭半の最高のコンディション、だから上手な人たちはレイキーピークでサーフィン、そんな隙間を狙ってペリスコープに行くとオヤジや女性、初心者西洋サーファー、少人数でメローな波を楽しめるでしょう。

画像は腰ー胸ー肩のペリスコープ、パドルアウトも楽チンでビーチの雰囲気は抜群に良し。我々ジャパニーズオヤジサーファー達のパラダイスポイントです。

上記で説明済みですがペリスコープはハイタイド路に良い波が立つのでペリスコープの波に乗りたい方は午前中から昼過ぎがハイタイド(潮位1.5~2.6m)となる時に来てください。