ジャパニーズオヤジサーファーのレイキーピーク攻略法

10月も後半に差し掛かりちらほら雨が降る日も増え始め乾季で茶褐色に乾いていた地面は芝生が生え始め一面緑になり春の到来を感じさせるこの頃、乾季にきつかった南寄りのサイドショアーも穏やかな風に変わりレイキーピークエリアのサーフシーズンがやって来ました。

今日はそんなレイキー周辺のサーフポイントについて説明して行きたいと思います。Hu’uという町の一部の地域がレイキーと呼ばれていますが丁度そのエリアのど真ん中にブレイクするのがレイキーピーク、そしてその隣がレイキーパイプ、レイキーにはこれら2つサーフポイントがあり、そこを中心に南北およそ5Km範囲に北から順に

ペリスコープ(ライト)

ナンガス(LEFT

レイキーピーク(レフト、ライト)

レイキーパイプ(レフト)

カブルストーンライト(ライト)

カブルストーンレフト(レフト)

ナンガドロ(レフト、ライト)

のポイントがあります。

その中で一番人気ポイントがレイキーピーク、2番目がペリスコープという順になっています。

レイキーエリアのサーフシーズンについてですが、バリ島やその他色々な島のポイントは乾季のポイント、雨季のポイントと年間の内に半年オンシーズンで半年はサーフィンができないオフシーズンとなります。しかしレイキーエリア(特にレイキーピーク)はオフシーズンが無く年間通してサーフシーズンで毎朝オフショアーが吹きグラッシーな波でサーフィンが楽しめます。

この様に朝は年間通して高確率でオフショアが吹く為海は早朝から午前中にかけて賑わいます。宿泊施設が多く人気のレイキーピークでは早朝から混雑する事も多く朝イチのラウンドを終えたサーファーが上がる10時位からサーファーが少なくなります。早朝オフショアーですが昼前からオンへと変わる事が多い為、サーファー達は必ず朝サーフィンをします。

レイキーピークが人気の理由は他にもあり、バリ島やその他のリーフブレイクはオンショアー、サイドショアーが吹くとBADコンディションとなリますが、レイキーエリアのポイントは悪風に強く少々のオンショアーでも十分楽しめるのも魅力の一つでしょう。

朝イチでのセッションを終えたサーファー達は昼前には休憩に入るので、その頃から海が空いてきます。混んでるポイントでは中々波が回ってこない我々ジャパニーズオヤジサーファーにとってはその時間帯が一番の狙い目なんです。ちなみに私は一番波の良い朝イチを敢えて狙わず、空いていてのんびりできる軽いオンショア事を狙ったりします。

レイキーエリアはバリのポイントと同様ハイタイドに向いたポイント、ロータイドに向いたポイントに別れますが、レイキーピークに限ってはガリ引きの干潮からタプタプの満潮までオールタイドサーフィン可能で、ロータイドはチューブを巻く上級者向けの波、潮が上げているときはテイクオフが優しいメローな波になり、タイドで色々な波の姿に変化します。

そしてレイキーピークは周辺のポイントと比べてうねりを拾いやすく腰サイズからトリプルオーバーまでサーフィン可能、上手なサーファー達は波が大きな引き潮周りを狙い、ジャパニーズオヤジサーファーや女性にロングなどは頭前後までのメローな時、波の大きさや潮周りなど個人のレベルに合わせたサーフィンができます。

この様にオールシーズン、オールタイド、オンショアでもサーフィン可能なレイキーピーク。年間365日中300日以上はサーフィンに適したコンディション。長年インドネシアに住んでいる私ですが今まで見てきたサーフポイントの中で年間サーフィンできる回数が最も多いポイントかと思います。

上記で書くのを忘れてしまい話が戻りますがレイキーのシーズンについてお話しします。年中サーフィンができる中、8月~10月前半までは風が強くサーフィンできる時間がほぼ早朝のみ。波のサイズがありオフショアー時はパワフルで良い波ですが私個人的にはあまりおすすめでないシーズンです。ジャパニーズオヤジサーファー目線の良いシーズンは

◎11月、12月、3月~6月

○2月、7月、10月中盤いこう

△1月、8~10月中盤まで

となります。

インドネシアの国内サーフトリプルではバリ島から近く人気が高い場所なので混雑する時もあります。しかしバリ島の様にローカルサーファーの数、外国人の定住者の数はごく少なく、殆どがレイキーを目指して訪れるトラベルサーファーです。その中には数カ月の長期滞在者もいますが、数はかぞえる程度、主に訪れるサーファー達はバリ島滞在中に波が上がりそうな日を狙ってきます。なので波予報が小さな日が続くとサーファーの数は激減します。西洋人サーファーの皆さんは最低でも頭以上の波の日を狙って来るので、ジャパニーズ親爺サーファーは頭いかの日を狙って来ると空いたポイントでメローな波に沢山乗れることでしょう。

というわけで本日はジャパニーズオヤジサーファーレイキーピークの波戦略法をお伝えしました。

こちらの画像、時間は10時過ぎ風向きがオフからサイドにシフトしはじめて、潮もまあまあ乗っています。これで波のサイズは肩位、週間波予報は24日以外は上手なサーファー達をそそる数値は無し。サーファー10人程度、ライト、レフト両方向乗れるので片方向に5人ずつ。

こんな日でも今頃バリ島ウルワツ、チャングー、クラマス大混雑しているのでしょう。そしてジャパニーズオヤジサーファーが好きなエアーポートレフトにエアーポートライトはtoo smallなのでしょう。

日本人サーファーの憩いの場ハッピーホームも出来たし、これからジャパニーズオヤジはサーフィンはスンバワで、飲み会と家族へのお土産お買い物ははバリ島で。