12月も中盤となり今年も残すところ2週間、日本では年末が近づくにつれて忙しいモードがましていきますが、スンバワではそんなモードは一切無く、厚い曇ぞらと雨の量が増えてくると年末が近くなってきたなと実感じます。インドネシアはこれから2ヶ月位が雨季本番となり、今日の天気を見ているといよいよ本格的な雨季が始まったように感じます。
集中豪雨に見舞われた本日の早朝。朝起きてすぐにコーヒーを淹れjazzを流しながら雨景色を堪能していると、奥さんのキキが怒り気味の表情をして「ヤギが死んでいる。」と私の方に近づいて来ました。
インドネシアではヤギは食用肉として流通が多くスンバワでもいたる所でヤギが飼われています。ヤギは雑草を好んで食べるので奄美大島では庭掃除用にレンタルヤギがあると聞き、雑草がやけに多く毎日欠かさず芝刈りをしているハッピーホームにバッチリだと思い草刈り用のヤギとして購入しました。
しかしハッピーホーム番犬のポポは八木が仲間入りしてから自分のテリトリーを侵害されていると思ったのか牽制を続け吠えまくりヤギが来てから5日ほど経っても仲良くなれない日々が続いていました。そして昨夜から未明にかけて衝撃な出来事が起こりました。ポポはとうとうヤギを噛み殺してしまい、朝方植物の手入れをしていたキキがヤギの死体を発見しいそいで私に報告しに来たのです。
私もキキも言葉を交わす前から「まだ死んで間も無いので解体して食べてしてしまおう」と意見は一致していました。それまでコーヒーを飲みながらjazzを浸っていたゆっくりとした光景は一転して包丁研いだりで解体の準備で急に忙しい光景へとかわっていきました。数日前にはイノシシを解体したので、「その5分の1位のサイズのヤギなんぞ朝飯前」であっという間に解体作業は済みました。
解体してみると食肉のように綺麗な肉では無く犬に噛まれた箇所が内出血していてところどころ犬の歯でかみ潰された部分もあり酷い状態でした。
このヤギは食用で飼ってたわけでは無く、まだ名前さえつけてなかったけれどペットとして飼ったヤギなので、犬の噛みあとで酷い状態になったヤギを見ていたら、「犬に噛まれて怖かっただろう。可哀想に」とヤギを殺したポポに憎しみが湧いてきました。そして殺ヤギ犯のポポはヤギを解体している横で「肉にありつけるとぞ」と獲物を狙っている顔で周辺を徘徊してたので、最近動物解体になれてきた私は、「今度はお前を解体して食べてやろうか?」と怒りの表情をぶつけてやりました。
殺されたヤギはまだハッピーホームに来たばかりで名前がついてなく情が入る前だったのが救いでした。もし情が入ってしまっていたらポポは本当に解体されていたかもしれません???
殺ヤギ犯 ポポ
メス
15ヶ月
4分の1ピットブルの血が入っているせいか?殺猫2回そして今回は殺ヤギの殺動物犬