久しぶりのブログ更新。ごみ拾いにハマってました。

いやー。「今日も朝から良い運動したー。」この最近現場仕事で身体を鍛えてたためブログ更新怠っていました。

スンバワは私が20代の頃に旅行で訪れた頃の現在のバリ島では滅多に目にしない駄目な文化がまだ沢山残っている。

バリ島は急激に発展したので、数十年前まで半原始人だったようなバリの人たちは都会人並みの教養と常識を押し付けられ、良い面も悪い面も昔のバリの姿は無くなってしまった。

そんな中でスンバワでは、もうバリでは見なくなった悪い文化の一つ。「ゴミのポイ捨てが」まだ当たり前に行われている。食べかすポイ、車の窓からもポイ。バイクに乗りながらタバコの吸い殻ポイ。どこでもなんでもポイ。ゴミを捨てることが非常識では無いという認識だ。

スンバワの中にはゴミのポイ捨てをしないようにと心がけている人もいるはずだが、「ゴミのポイ捨てを他人が注意する。人前でゴミのポイ捨てが恥ずかしい。など」スンバワの人々の常識はまだそのレベルには達していない。だからせっかく綺麗な自然があるのにゴミが落ちている場所も多く目に付く。

こんな事言ったら怒られてしまうかもしれないが、工事現場の職人は万国共通、人々に新しい常識が浸透する中でも末端に届く人達が多い。毎日20人以上の職人が働くスンバワハッピーハウスの現場は食べ物やコーヒーなどプラスチックゴミに建材の切れ端、そしてほぼ全員が吸うタバコの吸い殻、毎日毎日ゴミが排出されて現場はゴミ溜めの様に汚れていく一方、しかしそれを見ても誰も掃除をしようとはしない。人間心理は「ゴミがあればそこに捨てても良いと言う心理が働く」一度ゴミがたまり始めるとさらに加速して汚くなってゆく。

私は自分の服や身体は不潔でも全然気にならないが、部屋や職場は整理整頓ができていないと気持ちが落ち着かない。現場は家の完成が近づくほど多くの資材を搬入する事になり、掃除をしないと資材の切れ端などが貯まる一方で減ることは無い。段々と汚れていく現場を見ていていつの間にかストレスが溜まってしまったのか? 何故か急に掃除を始めたくなってしまったのだ。

私の現場での立場を位付をしたと現場監督のその上、オーナーと言う立場。日本でもそうだけれどインドネシアではオーナーが現場の掃除などすることは99.9999%ありえない。本来なら現場の下仕事の人間にやらせるのだが、偏見かもしれないがインドネシアの職人の掃除より私の掃除の方がレベルが高く、いちいち「あーして、こうして」と指示を出さなくても自分の好きなように掃除ができる。

と言う事で長靴、軍手を身に着けて大きなズタ袋を持ちゴミの掃除を始めてみた。2500坪の土地の掃除だから一筋縄には行かない。と思ったが、まずはプラスチックゴミ拾いを初めて見ると、「ハマるハマる」

皆さん経験者少ないと思うが、広大な土地でマジックマッシュルーム探しのように、見つけたゴミはマッシュルームを積むような感覚。宝探しの様に、「どこにゴミがあるかなー。」と目を凝らしゴミを見つける事と土地が綺麗になる事に喜びを感じる様になり、ほとんど休憩もせず3日間職人さんと同じ勤務時間でぶっ通しで続けてしまった。

ゴミ掃除が終わり汚れた服を着たまま家の外の水シャワーで汚れを落とし、新しい服に着替えると爽快感そのもの。今までもインタリジェントの仕事などしたこと無い私だが、お客さんの予約やサーフボードのオーダー処理、そして今日のゲストのご飯は何にしようか?と人数や仕入れなどを気にしてやっていた料理。どれも難しい仕事内容では無いけれど、今日のガルーダ便でお客さんが到着するのでガイドの手配、〇〇さんのボードは赤のエアーブラシでFCS,料理の仕込みでも色々なタイミングを見計らいながら作業をし、単純作業では無い変則作業を長年やっていると、常に頭のどこかに、忘れては行けない事。やらなければならない事。などで脳味噌が休まる時間は少ない。

シャワーを浴びてワイン一口飲みながらこんな事を思った。ゴミ掃除は一つの作業に集中するだけ、余計な心配事や不安などは取り消されて、凄くシンプル。中学校の時の部活が終りヘトヘトの身体で家に帰ってきたような新鮮な気持ちになれる。ゴミ掃除などの現場作業や農作業や他にも色々とあると思うけれど、「身体を使う単純作業も悪くは無いなと。」

2500坪のゴミ掃除は3日間かったが、身体が完全に現場仕事モードに入ったのかウズウズしてきたので、昨日と今日の朝はツルハシを持ち出し不要な芝を掘り起こす作業をしている。

現場作業は思考はシンプルになり更に身体を鍛えられる。そして私の場合は例外だが、現場に出ればお金も貰える。

サーフィン、登山、身体を使うことが趣味な人で生活苦で無ければ、現場仕事や農作業は定年後のアルバイトなどでやるなら最高の仕事かな?と思う。

さて、今日も午後の部、今からツルハシ持って行ってきます!