メインボードを失ったジャパニーズオヤジサーファー

先月の長期バリ滞在からスンバワに戻り早くも2週間が過ぎたけれどブログの更新は2回目、サーフィンも2回目、単純計算するとともに週1でかなり少ないペースだ。

ハッピーホームの建築は職人さんの数も以前より少なく、ぱっと見た目の工事のボリュームも小規模だけれど、次々とやる事が出てきてほぼ毎日40km離れたドンプの街に100km離れたビマの街にオープンに向けての備品などの買い出しに追われている。

スンバワハッピーホーム内の自宅に住み始め2ヶ月が経つけれど後もう少しの完成に向けて動いている中、細かい性格も持ち得た私には家でゆっくりなんて絶対にできない。バリに行っていた時に一旦切れかかった仕事病モードがまた再発しているようだ。本来大自然のパワーを感じ易いスンバワと言う場所は脳みそのスイッチをオフにしてゆっくりとくつろぐ場所だと思うのだけれど私の場合すでに1年間ほど脳みそが高速回転していて、時間の流れも地元民や遊びに来ているサーファーたちよりも大分速く動いているようだ。今すぐスンバワから東京につれていかれても直ぐに東京の時間の流れのペースで仕事ができそうだ。

そして今日の朝は久しぶりにカブルストーンでサーフィンをした。サーフィンがしたくてしたくてどうしよも無くなって行った訳では無く、お友達の安井さんが「波が上がるからサーフィン行こう。」と言う言葉に「つられて行ってみるか」とついて行った程度だ。

重い腰を上げてのサーフィンだったけれど、やはりサーフィンは小さくても大きくてもオンでもオフでも、サーフィンやらなければよかったなんて思うことは滅多にない。やらないよりはやるほうが断然気持ち良い。

波は先日よりサイズアップ。と言ってもジャパニーズオヤジサーファーに乗りやすい胸ー肩位のメローな波、朝一一時間ほど2人だけのカブルストーンの波と景色を堪能していたら、波は上がり始め、それを狙ってたかのように次々とサーファーがきはじめポイントは10人ぐらいになった。しばらくすると更に大きな波が入り始めたので速めにパドルをして急いで沖に向う。本来は掘れていない波のカブルストーンだけれど、なぜかこの時入ったセットの波はインパクトゾーンは分厚くダブルアップする波が背中めがけて落ちてくるようなそこぼれをする波だった。もうボード捨てて潜ってしまおうかな?「でも待てよ。ここジャパニーズオヤジサーファー好みの緩い波のポイントでそれは格好悪すぎるだろう。」と頭によぎり分厚いリップを食らう覚悟でドルフィンスルーを試みた。そうすると少し強めの握力で握っていたレールも背中に降ってきた分厚いリップの力で簡単に吹き飛ばされてしまった。しばらく揉まれて海面に顔が出たのでリーシュを引き寄せるとテールから40cmほどの部分からボードは真っ二つに折れていた。

今まで何本もボードを折った経験はあるが、何時も悲しい気分と同時に調子良いボードだったのにこの代わりのボードはどうしよう?ボード買うのに出費が。など折れたボードを海から抱えあげて浜に戻るまでの間そんな事を考えてしまう。

しかし今日は違った。スペアのボードは持っているけれどすこぶる調子が悪い。どれぐらい調子が悪いかと言うとそのボードでサーフィンしても全く楽しめないほどの調子悪さだ。だからボードを折ってしまうとサーフィンができない状況に等しい。バリならサーフショプに行き直ぐにお好みのボードが見つけられるが、ここはサーフショプが無いスンバワ。だから事実上、この先バリでボードを購入するまでは楽しくサーフィンできる日を絶た事になる。

次回バリに行くのは来年。でもボードが折れて来年まで気持ちが良いサーフィンができなくなる。以前なら直ぐに次の新しい板の事を考えたけれど今日は何故か「まあいいか。」位にしか思えない。多分サーフィン熱が冷めているというより仕事病にかかっていてサーフィンに興味がなくなっているからなのだろう。

スンバワでボードを折るとリプレイスが大変なので常時2本のメインボードが必要ということを分からされた今日の朝の出来事でした。