一瞬のうちに心はネパールに飛んで行った。

朝、息子のロブチェを幼稚園に送り届け、家に戻ると、さっきまではどんよりした曇り空がほんの30分ほどでキラキラと太陽が輝く清々しい晴天に変わり、スンバワハウスの構想を錬る為の作業テーブルの横の小窓から紫外線が心地よく部屋の中に入ってくる。

外から部屋に戻り、椅子に腰をかけパソコンを開こうとした瞬間、「あれこの匂いは?懐かしくて、私のお気に入りの匂い、でもなんでスンバワにこの匂いがあるのか?」早速奥さんに「この匂いはどこから?家からなの?」と期待しながら訪ねて見ると、なぜか返事はせずにニコッとした顔で「ウンウン」と相槌を打ってきた。

その仕草を見て「どこで手に入れたか分からないけれど家にあるんだ。」とさらに期待は深まった。

この匂いを嗅いだだけで私の思いは、どこでもドアにでも入ったかのように一瞬のうちに別世界飛んで行った。

もう2年もご無沙汰しているヒマラヤ、そこに行くときに必ず経由するカトマンズの街、ネパールでの景色に人、そしてネパールにいる時の自分自身の心がリアルに蘇ってきた。

このブログで何度も掲載しているけれど、私は大のヒマラヤ好き、そしてネパールと言う国も好きだ。ネパールは山は有名だけれど海は無い、でももしネパールにそこそこサーフィンが出来るような場所があったとしたら、私はネパールに住むはず。

40歳を過ぎて山登りを始めてからなんだけれど、自分は海より山の方が好きな事に気が付いた。海の側にいるときのフィーリングよりも山にいるときの自分のフィーリングの方が圧倒的に心地よく好きだ。でも山に住んでいるとサーフィンが出来ない。

サーフィンはストレッチやランニングのように日課で続けて行くもの、しかし登山はサーフィンのように毎日やるものでは無い、というか42.195kmのマラソンを走るようなものなので毎日なんてやらないし、相当な体力の持ち主でない限り出来ない。

だから今でも毎日の日課が出来る海の側を選択して住んでるのだと思う。そしてなぜスンバワが好きかと言うと高さはそれほどないけれど、サーフポイントと反対の陸側、そして湾を挟んだ対岸には山がある。海の側にいながらも山の匂いと雰囲気を感じ取れる場所だからかもしれない。バリ島の家ビンギンがあるブキット地区は川もなければ山も無い平地、そういう地形の場所で生活していたので、山好きの私はスンバワに興味を惹かれたのだろう。

そんな山好きでスンバワ好きの私だけれど、さっきネパールの匂いを一瞬嗅いだだけで、私の心はネパールにある事を強く確信してしまった。これで、もうこの先のLifeはシンプルで明確になったな、と感じる。スンバワでサーフィンをして生計をたてながらネパール、ヒマラヤに行く。

思いもし無いところでネパールの匂いを嗅いで心の高揚が抑えきれず、つい奥さんに「ネシアじゃないな。やっぱりネパールだ。」と口ずさんでしまった。

奥さんは、なぜかそのタイミングで5本ほど束ねられたドゥパ(線香)を取り出しガスコンロで火をつけると、そこからは私の心を一瞬にしてネパールまで飛ばしたさっきの線香とは違うケミカルの匂いが漂ってきた。

果たして、あのネパールの匂いはどこから漂ってきたのだろうか?

最近ブログを書く回数が減ってしまってますが、スンバワハウスプロジェクトで数字に計算、先の予定など現実的な作業をしているとなぜか、ブログを書く脳味噌が低下してしまうのです。今日は久しぶりに現場全休なので気持ちよくブログをかけました。この先も気分が乗った時にブログ更新していくので暇な方々興味あれば読んでください。