仮住まいだけれどスンバワドリームハウス

朝の6時からまだ足跡がついていないクリーム色の砂浜を奥さんと2人の子供達と4人で歩いてきた。毎日ではないがここ最近、この家族散歩が日課のよになっている。

現在借りている家は海から近い。この家ほどでは無いがビンギンの家も海からそう遠くは無い。ビンギンの家では21年も時間を過ごしたが、朝から家族と散歩したことなど未だかつて一度も無い。

家の庭にはホースがついていて散歩から戻ると、塩水を流し、子供達は大きなバケツで行水をする。

何も特別では無い普通の時間なのだが、家族の姿を見て幸せな気分になる。

家の外にはテラスが付いていて、鳥の鳴き声に波の音、風を感じながらここで過ごす時間がとても心地よい。北向きのテラスは朝は右の方向からサンライズが見え、夕方になると左側方向に真っ赤に染まる空が見える。

自然な素材、木から足の裏に伝わる肌触りは、気づかないうちに心を落ち着かせてくれる。木の下をコンクリートで固めたウッドデッキよりも、歩くと「ドシンドシン」と音がする高床式のほうが、都会の匂いがしなく好みだ。

シンプルな一部屋のみの家、ビンギンの家と同じく吹き抜けの屋根だ。一つ違うことは家の中に台所があることだ。

20年以上secret gardenの本棟のキッチンを兼用で利用していて、自宅の玄関を出て15Mほど離れた台所に行くのが当たり前だったが、家の中に台所があると、「こんなにも便利だったのか。」と思い知らされる。

口には出さないけれど、台所が室内にあることを一番喜んでいるのは奥さんだ。今までは洗い物を部屋に置きっぱなしにしたり、台所周りの掃除や食材管理が怠け気味だったが、この家に来てからは台所に立っている時が多くなった。

職業柄もあるが料理するのが嫌いでは無い私は、家族のご飯を作ることも多かったが、包丁を持つことも、ほとんどなくなってしまった。

子供達はまだ小さいのでダブルベットに家族、川の字+1で寝れる。子供たちの寝返りで窮屈になると私が下に降りて寝る事になる。

そういえば、自分が子供の頃ベッドではなく畳に引いた布団の上で両親、一つ下の妹と4人で寝ていたことを思い出す。どちらかというと裕福では無い家だったが、物を買ってもらったとか旅行に行ったとかより、そんなことのほうが印象深く焼き付いているようだ。

だから、ロブチェにアオリカ、2人の子供達も大きくなった時に、この家で過ごした時間を思い出すのだろう。

外見は誰が見ても決して良い家とは言えないが、一軒家に広めの庭付き。庭に洗濯物を干したり、子供は自転車を乗り回したり、近所の子供達も大勢遊びにくる。

洒落っ気も豪華さも何も無い家だけれど、シンプルな幸福を感じられる。私にとってはプール付きの大豪邸よりも、この家のほうがよっぽど良い。

なんだか自分が借りている家の宣伝みたいになってしまいましたが、これからこのような気持ちになれる家の建設が始まります。

建築の棟梁が、今までの建築作業で見たことも無い、もの凄いスピードで物事を進めて行くので、私も先の先まで見通して準備に追われています。本当はこのスンバワの素晴らしい時の流れの中で毎日でもブログを書きたいんですが、頭が仕事モードから離れられず、ブログを書く機会を見過ごしてしまいます。

今日は朝から散歩に行って、その後の入っていた仕事が明日に変更となったので、ゆっくりした時間ができて朝からこのブログがかけました。

この先もタイミング見つけてスンバワブログお届けするので読んで下さい!