今日から10歳ぐらい若返り。

インドネシア人は朝起きてから歯を磨くのと同じようにほとんどの人たちが、お湯ではない冷たい水で朝から水浴びをする。別に宗教的な儀式の様な意味でやっているわけでは無く、日本で言えば朝シャンに当てはまるのだろうか?

私もインドネシアの習慣で朝起きてから30分以内には歯を磨いた後に必ず頭から冷たい水をかぶり身をシャキとさせる。

今日もいつも通りに水浴びしようとお風呂場(お風呂は無いので水浴び場)に向かうと「歯を磨く前に頭に塗り、磨き終わったら黒くなっているからね」と奥さんから一回使い切りシャンプーの様な液体が入ったパックを渡された。

この数年、モミアゲ部分に集中的に増え始めた白髪を見て、過去に何度と無く「白髪を染めたら」と言われていたのだが、ただ面倒くさいのと、別に白髪を染めてパット見た目が若返ったところで、若い女の子をナンパするわけでも無いし。「今日もまた言ってるよ。」と軽く聞き流そうとしていた。

何故自分が白髪染めを進んでしないのかと考えて見たのだが、おそらく年齢が若い時に若白髪が沢山生えてきたら白髪を染めていただろうと思う。「白髪を染めよう、カッコいい髪型にしたい。」など自分の様相を良くしようとする行動は、異性からの目線を気にして行う行動だ。

しかし今の私は異性の目を気にしてカッコをつけることもなく、もう異性の事があまり気にならなくなっている。それはチンコが固くなる頻度が落ち精子の量が減れば減るほど、比例して異性に対してよく見られたいなど思う気持ちが薄れていくようだ。

自分が若い時にこのような発言を先輩方がしているのを聞いたら「このオヤジ終わってるな。」と思うことだろう。しかし誰にでも訪れるときが来る自然現象で自分ではどうにもできない。

年を取ってもまめに髪の毛の手入れをしてオシャレしている人は沢山いるけれど、どうせ見た目が若返っても、「竿はフニャフニャだから何も起きないでしょ。」と思えてしまうのである。

私の奥さんは20歳の年の差があり、私自身は歳の差など気にしていない。しかし現在年齢31歳の奥さんは、自分の旦那が白髪が多くオシャレもしない汚いオッサンよりも、黒髪で無く見た目が若く自分の年齢に近く見えるほうが良いのだろう。

そんな事を思ったのと、ハゲが進行しているのとで今日は奥さんの言うとおりに白髪染めをしてみたのだ。

歯を磨く前に塗りつけた白髪染めは磨き終わる頃にはすでに白い部分が消え40歳ぐらいの時の様な黒い頭に戻っていた。黒い頭になっても竿は硬さは変わらないが、髪を流し終え鏡に映った自分の顔を見て「ウンウン、いいね。」と何度も見直してしまった。

でもまた10日もすれば白髪が生え始めて来る、面倒くさがりの私は、また染めることは無く、白髪を放置しっぱなしになることだろう。