ワールドクラスのマシーンブレークの波が数多く点在するバリ島ですが、その中でも特に一番規則正く波が割れて、パーフェクトな形の波をしているのがビンギンです。
グーフィーの波の宝庫。ウルワツやパダンパダンなどが並ぶブキット半島西海岸のポイントの中でも人気が高いポイント。
コンディションが整うと10本中9本チューブ波となる完璧なシェープの波となります。通常チューブのポイント=ビッグウェーブのイメージがありますが、ビンギンはビッグウェーブスポットではなく、なんと胸サイズから簡単にチューブに入れてしまいます。良い波にテイクオフできれば女性や子供サーファーもチューブを抜けてくることもあります。
ビンギンのベストシーズン
そんなビンギンは西海岸上のポイント同様3月-11月の乾季がベストシーズン。
南はウルワツ、北はバランガンと近辺には数多くのポイントもありサーフィンするには最高のローケーションのビンギン。
波チェックが出来る丘の上から見える海岸線には、、ビンギン、インポッシブル、パダンパダン、ウルワツの順にグーフィーの波のポイントが一望できます。ここから見る素晴らしいラインナップの景色はバリ島中で一番素晴らしい波の景色といっても過言ではないでしょう。
またビンギンポイントすぐ後方は30mの高さの崖で囲まれている為、風の影響を受けにくいのも特徴。
オフショアーが強い日、南風のサイドショアーが吹く日など、周辺のポイントがコンディションが良くない時でもビンギンでは高確率で良い波が立っています。
ビンギンのベストサイズ&タイド
腰サイズからサーフィン可能で胸サイズまでは比較的易しい波。
そんな時のハイタイド時はレギュラー方向もライド可能となり、キッズサーファー、初心者にも非常に乗りやすい波となります。
ビンギンのベストサイズは胸~頭半。
潮の干満の差で波質が変化しやすく、ベストな潮周り時間帯は3パターンあります。
- ハイタイドから引き潮に向けて3時間
- ロータイドから上げ潮に向けて2時間
- 小潮で潮の変化が少ないは終日
が良い波になります。
これらのタイド以外の時でもサーフィンは可能です。
引き潮が一番大きな大潮の干潮時でもサーフィン可能ですが、水深が浅く危険なのでリーフに注意しながらやりましょう。
ビンギンの波質
距離にしたら30m~50mでボトムターンが2-3回ほど出来るショートな波ですが1本の波の内容は濃く、深いボトムターンからのリッピングやカービング、エアーなど信じられない技がバシバシ決まってしまう波です。
技もバシバシ決まってしまう波ですが、やはりここのメインはチューブライディングです。
チューブコンデションになったときは10本波が来たうちの9本は完璧なチューブの波となり、上級者サーファーは100%に近い確率でチューブをメイクしてきます。
これほど高い確率でチューブになる波はバリにはビンギン以外にはないでしょう。
ビンギンでサーフィンする時の注意点
こんな完璧な波が立つポイントなので上級者が集まりやすく波が良い時間帯は混雑も避けれません。
潮が上げてる時間帯や波のサイズが胸位の時などは混雑も回避されます。
ハイタイド以外はリーフに足がつく深さになるのでリーフブーツは必需品です。
ビンギンの周辺情報
ビンギン周辺には宿泊施設、飲食店、売店多数あり。
ウルワツからバランガン、近隣ポイントへのアクセスも良くビンギン周辺に宿泊するサーファーも増えています。
街の混雑から離れたい方、サーフィンと綺麗な海が好きな方にお勧めの場所です。
レベル | 上級者 中級者 初級者 + 上げ潮時、胸サイズまでなら 初心者、女性、ロング可能 |
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波のタイプ | グーフィー |
シーズン | 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 |
ベストサイズ | 頭半 頭 肩 胸 |
ベストタイド | ダブル以上はクローズアウト |
ボード | 5’7”-6’3” |
ボトム | リーフ |
ブーツ | 必要 |
ロングボード | 可能 |
クタから | 40分 |
最寄りの町 | ぺチャトゥ |
売店・レストラン | あり |
宿泊施設 | あり |
駐車場 | あり + 有料駐車場有ポイントへ徒歩5分 |
- ビンギンの駐車場。ここに駐車してポイントまで400m、5分ほど歩いて行きます。
- 駐車場から細い路地を歩いてポイントに向かいます。
- 路地を抜けたら階段が現れます。ポイントまで30mほど崖を下っていきます。
- 崖を下っていくとビンギンのブレークが見えてテンション上がってきます。
- ポイント全景はこんな感じです。
- 左側に見えるウッドデッキはWARUN(海の家)ビンギンのブレークの目の前、サーファーのライディングがバッチリ見えて何時間座っていても飽きない景色です。
- ビンギンからインポッシブル方面の景色。インポッシブルに行く場合はこのあたりからゲティングアウトします。
- ビンギンのエンドセクションからドリームランド方面。この画像では見えませんが隣はビンギンライト、ドリームランドとサーフポイントが連なっています。
- 横から見たビンギン、コンパクトでパーフェクトなチューブはバリ島のポイントで一番のパーフェクションです。
- 正面からアップで。この波もチューブ波、肩以上のうねりが入りタイドと条件が合えばチューブのオンパレードです。
- 海の中から見たビンギン、崖にはWARUN(海の家)が立ち並んでいます。
- 水中カメラでワンショット。パーフェクトな波のビンギンはサーファーだけでなく水中カメラマンにも人気のポイントです。
- アクションもバシバシ決まる良い波、ハイタイド気味の時はチューブは無しで技の練習には最適の波になります。
- ロータイドでのサーフィンはボードがクラッシュすることも多々あります。そんな時はビンギンのボードリペアマンに修理を頼みましょう。
- ビンギンを上空から、手前ビンギン画像右奥がインポッシブル。