
インポッシブルとは英語では不可能と言う意味、インポッシブルの名の由来はある有名なサーファーが語った一言からついたという話を聞きます。1970年代後半、当時はウルワツ、パダンパダンはすでにサーフィンされていましたが、インポッシブルは当時はシークレットで誰もサーフィンしてなかったようです、その有名サーファーがここで初めてサーフィンをし「パダンパダンの隣にパーフェクトに割れるレフトの波は早すぎてメイクは不可能だ」と語ったことから不可能な波、「インポッシブル」と呼ばれるようになったとか?その当時1970年代はシングルフィンが全盛期の時代、現在のサーフボードのようにスピードが出せないため高速の波インポッシブルをメイクするのは不可能だったのでしょう?現在はショートボードで誰もがメイクでき人気のサーフスポットです。
インポッシブルの波はバリのポイントの中で1番の最長距離を乗れるポイント形の良い波をキャッチすると距離にすると500m以上、時間にすると1分間のロングライドが可能です。
サーフィン情報誌やWEBなどでインポッシブルはエキスパートオンリーと掲載されているものをよく目にしますが実は誤報かなと思います。ワイド気味に入るうねりは迫力がありハードな波に見えますが実際ラインナップに並ぶと以外にもファンウェーブです。
胸ぐらいからサーフィン可能で肩サイズ以上からからグッドコンディションになります。頭半ぐらいまでは中級者でも楽しめる波質です。潮が引きに向かう時間帯が良く、潮が上げる時間帯はクローズアウト気味になります。
インポッシブルはビッグウェーブのポイントとしても有名、ダブルサイズを越えると普段は姿を見せないアウトリーフがブレイクし始めます。どんなに大きなコンディションでもクローズアウトすることはビッグウェーブが立った時には7’0”FT以上のガンを抱えた大波好き達がラインアップに姿を現します。ポイントへのアクセスはポイントの前が断崖絶壁のため。ビンギン、パダンパダンの2か所からアクセス可能です。ポイントまではパドルで距離があるためローカルサーファーが少なく隣のポイント、ビンギン、パダンパダンより人は少なめです。
レベル | 中級者 上級者 + 高速のグフィー波、初心者は不可能、中上級者にお勧めのポイントです。 |
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波のタイプ | グーフィー |
シーズン | 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 |
ベストサイズ | 肩 頭 頭半 ダブル以上 |
ベストタイド | 0.1~1.5m |
ボード | 5'9 |
ボトム | リーフ |
ブーツ | 必要 |
ロングボード | 可能 |
クタから | 40分 |
最寄りの町 | ペチャトゥ |
売店・レストラン | なし |
宿泊施設 | なし |
駐車場 | あり + ビンギンまたはパダンパダンの駐車場を利用 |
- インポッシブルへはビンギンとパダンパダンからアクセスできます。ビンギンの方が海から上がるときに楽なのでビンギン側から入る方が良いでしょう。
- ビンギンから見たインポッシブル、すぐそばに見えますがパドルで15分ほどかかります。
- ビンギンからパドルで出るか、またはポイントの目の前まで岩場を歩いていくか引き潮時は歩いたほうが早く、上げ潮時はパドルの方が早いでしょう。
- バリ島の波で一番ロングライドができるのがこのインポッシブルです。1分間ライドも可能です。
- 朝のインポッシブルは波が太陽の光に反射して幻想的な色になるときがあります。
- 意外にもメローな波、お隣のパダンパダン、ビンギンよりこちらの方が簡単な波です。
- ロングはあまり見かけませんがロングでもスイスイ乗れてしまいます。
- サイズアップした時はアウトサイドリーフが炸裂、どんなに大きくなってもクローズアウトしません。
- アウトサイドインポッシブルの波、この画像は風が強い日です。こういう日はテイクオフが中々落ちていきません。
- 手前ビンギン、奥インポッシブル。大潮ロータイドの夕方に良いコンディションになることが良くあります。
- これはインサイドの波、横から見てるとハードな波に見えますが実際はそれほど掘れていないファンウェーブです。
- 裏から見るとこんな感じに見えます。パダンパダンの横からビンギンまでの間がインポッシブルです。
- ドローンで撮影、波の割れ始めがパダンパダン、最後がビンギンの横まで超長い波です。