5時。いつもより早く目が覚め、まだ周りは真っ暗の中熱いコーヒーをすすりながら夜明けを待ち、家から50m先のナンガスに波チェックに行く。潮はロータイドから上げに向かい山の方向から涼しいオフショアの風が吹いている。
子供を幼稚園に送る7時30分までは、1時間半ある。
いつもと同様、ポイントには誰もサーファーはいないので急いで支度してラインナップに向かう必要も無い。1時間もあれば十分満足できるだけの波に乗れる。だからヒトカキ、ヒトカキゆっくりとパドルの調子を確かめながら沖へ向かう。
波のサイズはオーバーヘッド、朝のナンガスの波は面が整い乗りやすい。スンバワの波はスモールからミドルサイズの波は乗りにくく、セット波を狙うので乗れる波の数は少ない、でも人がいない貸し切りの海なので1時間もあれば満足行く。
こんな時間はスンバワだと贅沢とも何とも思わないごく日常の出来事。
海から上がり子供を幼稚園に送るまで時間があったのでFBを見て時間を潰していると、ビンギンローカルのビンギンの波の投稿を目にしたので覗いてみると、そこにはコロナ以前の様な混雑した海と、ひしめき合う海の家にサーファーたちがたむろする映像があった。それは今さっきまでナンガスの海での時間と全く異なる物だった。
スンバワにいてバリの事をよく思い出すのだが、コロナ前のバリの海やサーファー達の顔や表情を思い出してみると、「やっぱりサーフィンやるならスンバワだね。」と思えた。
波はオーバーヘッド、軽いオフショア、サーファーは自分だけ。スンバワでは日常の景色