今日はクリスマス?忘れていました。

メリークリスマス!!!

今日はキリスト教の国、そうで無くてもお祭り好きの人など、世間ではメリークリスマスで盛り上がっている事だろう。

昨日は21時前には寝たのに、今日の朝は何時もより1時間も遅い6時まで目が覚めなかった。それから何時もより遅いコーヒーを入れて何時も通りのルーティンで8時を過ぎた頃にメッセンジャーの新着メールを見てみると、以前ビンギンで私が建築に携わり、管理をしていたドリームビュービラオーナー、リチャードからメリークリスマスとメッセージが入っていた。

バリも日本や以前住んでいたオーストラリアに比べるとクリスマスの雰囲気は少なかったが、ここスンバワでは街に行ってもイルミネーションにクリスマスツリー、サンタの写真や絵など一つもなく、地元民と話をしていても一欠片もクリスマスの話題など無い。だからリチャードからのメッセージを見るまで今日がクリスマスと言うことをてっきり忘れていたのだ。

スンバワで始めて過ごすクリスマス、私にとってはもってこいのクリスマスだ。偏屈者の私は昔からクリスマスや大晦日、お正月に誕生日など特別な日という雰囲気は好みでは無いのだ。そのような特別に用意された日が近くなってくると都会では人々の動きが焦ってるかのように速くなり、人と顔を合わせると「メリークリスマスやら明けましておめでとう」など盛大に花火を打ち上げたりパーティーで盛り上がり、普段は交わさない挨拶をしたり特別な日が作り上げられる。

そんな特別な日の人々の動きを見ていると偏屈者の私はクリスマスもお正月も穏やかな普通の日々であって欲しいと思うのだ。

今ブログを書いていて思い出したのだけれど、現在secret gardenで働いてくれているスタッフはキリスト教徒。イスラム教が8割方を占めるインドネシアでもキリスト教、バリ島のヒンドゥー教、仏教など色々な宗教の人がいる。その中でもキリスト教は年間通して宗教行事が少ない、だからキリスト教徒にとっては年に一度のクリスマスは大切な日なのだ。

そんなキリスト教徒のスタッフに去年はコロナの影響で渡せなかったボーナスだが、お財布状況は去年よりさらに厳しい中、小額だがボーナスを出す事にした。(インドネシアでは多数の宗教がある為、各宗教の大行事が行われる前にボーナスを出すことが通常)

私がスンバワにいるため以前は彼女の仕事では無かったお金の管理もまかせてある。3.4日前メールで、「今あるお金の中から○○ルピアをクリスマス(christmas)に使って下さい。」と伝えた。

そうすると不思議な返事が帰ってきたのだ。「クリスマス(christmas)とは何??」

その返事を見て、私の方こそ頭の中は??? 私が送ったメール内容「管理しているお金使って良いよ。」という事に対しての照れから、このような返信が来たのか?

うーん。キリスト教徒じゃなくても子供でもクリスマスは知っているだろう。と色々と考えてみた。それで「もしかしたら??」と思いついた事があったので、管理しているお金の中から○○○ルピアをNatal に使って下さい。」とメールを送ったら、すぐに☺☺☺の返事が帰ってきたのだ。

日本にはクリスマスに変わる日本語は無いけれど、インドネシアではクリスマスの事をナタール(natal)と言うことを忘れていた。

でも生まれて以来40年近くキリスト教徒なのにクリスマスが通じないことにはビックリさせられた。

スンバワに入るとクリスマス気分もなく、うちのスタッフはキリスト教なのにクリスマスを知らず。私にはそんな毎日同じ時間が流れている所が住みやすい。

クリスマスの今日も動いている現場。イスラム教のこの人たちに「今日は何の日ですか?」と訪ねても、誰一人と「クリスマス」と答える人はいないだろう。