毎朝心がけている事。

禁酒を始めてから、いつの間にか3ヶ月以上が経った。今までの人生経験からすると3ヶ月という期間は、生活の変化や新しい環境に馴染んで来る、丁度一区切りの期間だと思っている。

新しい職場、人との別れや出会い、そして禁煙、禁酒、ダイエットなど、はじめは馴染めなかった環境、心境の変化も3ヶ月すると普通に感じてくる。

今となっては3ヶ月前に、日が暮れる頃になると喉元が寂しくなり、心がソワソワしはじめ、「今日は飲んじゃおうかな?」と思っていた事が懐かしく感じるぐらい。お酒を飲みたいという心境に駆られることはいつの間にか消えてしまった。

禁酒をした人が口をそれえて言うことがある、「お酒を飲まないと朝の目覚めが気持いい」確かにはじめの頃はそう思えた。でも3ヶ月もするとそれも当たり前になり、特別気持ち良いとか感じなくなるのだ。でも、そんな時にお酒を飲んで二日酔いになっている自分を思い出すと、今は普通の朝となったこの時が、実は気持ち良いのだと再確認させてくれる。

お酒を毎晩飲んでいた時も飲まなくなってからも変わらない事がある。それはサーファーにとっては当たり前と言えば当たり前になってしまうが、朝起きると必ず波チェックに行っている。

少し変わった事は、飲まなくなってからは波チェックに行く時間帯が早くなった事だが、二日酔いだった時も、そうでない今も、毎朝のルーティンで心がけていることは変わらない。

自宅を出て海が見える丘の上まで時間にすると歩いて3分ぐらいだろうか?

3分というほんの短い時間だが、大切な一日の始まり。私はその3分という時間を特に重要視している。

天気が良かろうが悪かろうが風が強く寒い日も、まずは背筋をピンとさせ、脳天から空に向けてエネルギーを感じて、身体の中心に通っている体幹を真っ直ぐに感じ取り心を落ち着ける。

それで普段の半分ぐらいのスピードで脚が地面に重心を感じとりながら一歩一歩前に進む。

視線を少し上の方に向けて「今日も笑顔でポジティブに行くぞ」と自分に話しかけて、脳内を気持ちの良い思考にする。

こんな話をすると「ヨガのマスターか宗教家なのか?」と思う方もいるかもしれないが大分前から、朝起きてからの行動をこのように心がけている。

それで、アルコールが体内にない今のほうが二日酔いの時よりも確実に良い思考になれる。

今日は予報どおりに波が上がり、うねりもソフトでオヤジサーファーには丁度良いサイズ。朝は他にはサーファーは無く金木さんの独壇場だったが、これから引き潮周りなので、昼前気温と潮が上がり始めたら、残りの日にちが少なくなったビンギンでのサーフィンを満喫しようと思う。