明日には明日の風が吹く

昨日、今日と12月1日からトータルで3か月近く居る中で一番のスモールコンディションに見舞われています。例年のことなんですが3月、4月の雨季から乾季にシフトする時期には1週間波が無い日が続くなんてことがあります。

21年前バリに移住してから3月をバリ以外で過ごすのは初めてのこと、例年3月にバリで今日のようにほぼ波が無い時はハイタイド周りのニャンニャンに行くのみでサーフィン諦めモード。しかしここスンバワレイキーピークはバリのニャンニャン並みにうねりに敏感、それで波もレギュラー、グーフィー両方向に綺麗にブレイクし腰~腹サイズですが十分サーフィンを楽しめます。

波が小さい時はテイクオフから掘れる波が多くなり私のホーム、ビンギンの波に似た感じのブレーク。「これ、もしバリならコロナ時の現在でも10人以上、通常時なら20人は入ってるぞ」と思いながら、そんなコンディションのレイキーピークを私一人で1時間貸し切り、後半30分間はローカル親子と3人でのんびり楽しくサーフィンできました。

丁度40歳前後から私のサーフィンは下降線に入り、若いころはへたくそながらもGLANDなどの大波に乗りたいという気持ちで日々サーフィンに没頭していましたが、今は大波、掘れた波に乗れなくなってしまったので今日のような小波でインドネシア人の子供たちと一緒に楽しくサーフィンをしている方が幸せ度が高いように思えます。

そんなことなので毎日この先1週間の波予報を「なるべく波が大きくなるなよ。」と思いながら見ているんです。

気が付けば3月ももうそろそろ後半戦、通常だと4月の大潮周りの日に今まで吹いていた風とは明らかに違う、東風の季節風が吹き始めると一気に季節が乾季へと変わります。今度の大潮周りは3月後半から4月上旬にかけてそして2回目は4月の中旬から。このどちらかで東風にシフトすると予測しています。

東風が吹き始めるとバリ島のサーフィンシーズンが始まり、ホームのビンギンをはじめウルワツやクタ周辺のポイントに良い波が立ち始めます。しかしここレイキーにはサイドオンショアーで悪い風向きとなるので、今後の風向き次第で若かったころに好きだった言葉「明日には明日の風が吹く」のように私の行動に突然変化がありそうな気がします。