家の前のポイントはスンバワ来て以来の混雑

午後から風が入り海面がバタつく事の多いレイキーエリアだけれど3月から6月位は夕方まで風が弱い時が頻繁にある。

朝の空気感からして今日の夕方も風は吹かないという予測は的注で15時を回っても風が無い。この時間まで無風だと、それ以降は気温が下がってくるので夕方までの間に急に強いオンショアが吹くことは無い。

夕方は日が落ちて真っ暗になるまでスンバワハウスの現場にいる事が多いのだが、今日はサーフィンして現場で身体についたほこりを洗い流し、あれやこれや考えて疲れた脳みそをリフレッシュしたく夕暮れまでサーフィンするつもりで16時には現場を後にした。

スンバワハウスの現場から仮住まいの家まではバイクで3分もかからない距離、仮住まいからは波のブレークが見える距離だが、ちょうどサーファーたちがテイクオフをする場所がビーチ沿いに建っている掘っ立て小屋に遮られ見えない。しかしそこが見えなくても押し寄せる波しぶきの方向でgood waveだと言う事は分かる。

すぐさま海パンとラッシュに着替え家の前のポイント、ナンガスにパドルアウトすると、珍しく固まってサーファーがいるのが見えた。レイキー周辺もコロナ規制緩和でサーファーの数は増えてきたのだが、ナンガスは貸し切りから2~3人が普通だ。しかし今日はスンバワに来て以来一番人が多く私を含め8人のサーファーがいた。

ナンガスはホームポイントのビンギンの様にコンパクトな波では無く、ウルワツよりは小規模だが色々な場所で波がブレークする。だからサーファー8人でも「混んでいるな。」など一切感じない。夕方1時間ほど正面に見える山に太陽が沈み、岸側の景色が暗くなって来るまで8人で良い波を満喫できた。

バリでサーフィンしていると、「こいつさっき乗ったのにまた人のインにきた。この女図々しい乗り方するな。ローカルは怖いオーラ出しながら波に乗っていくな。」挙げ句の果に自分が乗れず海から上がり、道ですれ違うサーファーすらも憎たらしく見えたりする。そんな風に思ってしまう自分にも原因はあるけれど、そんな風に思わない8人でサーファー多いな。と感じるスンバワの様な場所でのサーフィンが本当のサーフィンだろう。

7~8月に一度バリに戻る予定だが、バリの海でサーフィンすると周りのサーファーの事でイライラしたり、人が憎たらしく見えたりする自分に戻るのが怖い。