薄れ始めた特別な時間

波がガツンと上がらないとGOODコンディションにならないペリスコープ通いを止めて2日目、レイキーピークは(私個人的には)理想のコンディションとなってきました。

レイキーピークの波は頭半を超えるとAフレーム状に割れるファーストブレイクは、パイプラインとバックドアーのミニチュア版と言っても過言ではないほど掘れあがるパワーのある波となるときがあります。

波が続いていた一昨日まではのんびり波待ちをしているとたまにそんなセットが入り、回避を失敗してピークから落ちてくる分厚いリップを食らうと溺れてしましそうなぐらいズタボロにされる時もありました。

しかし昨日から大波は去り最大セット頭、私の理想的なコンディションになってきました。大波ではハワイのような波になるレイキーピークですが、頭以下だと簡単にテイクオフが出来る易しい波となり女性サーファー、初心者サーファーの数も増してきます。大波よりもそんな中でのんびりやるサーフィンの方が楽しいなと感じるこの頃です。

レイキー貧乏滞在も今日で3週間となり朝起きたら部屋の目の前にあるポイントで大自然に囲まれてのスンバワ貧乏サーフィン滞在。毎日ほぼ24時間家族と過ごす時間。バイクや車の雑音が無い夜。数えきれないほどのバリの自宅では味わえない特別な時間もそろそろ普通に感じてきました。

そろそろまた新たな特別な時間を探しにどこかに旅に出たいなと思うここ最近です。

人間というのは良い環境でも悪い環境になったとしても、時間が経つとそれが普通に感じてきてしまうものです。例えば刑務所に入ったとしてもそれは何時の間にか普通の時間になってしまうのでしょう。

この部屋からの景色も特別な景色のはずなんだけれど、最近は当たり前のように見えてきた。

毎日、毎晩子供たちと過ごす生活も当たり前になってきたぞ。

この景色。毎日何時間見ているのだろう?レイキーピークでのサーフィンも生活の一部の様だ