今日の波予報の数値では先日より少しだけ小さくなる予報ですが、朝波チェックに行ってみると昨日の夕方オーバーヘッドあった波は腰~胸までサイズダウン。
おまけに上げ潮周りで海はタプタプ状態、朝6時の時点ではビンギンでサーファー2人のみです。
昨日は乾季最後になるかもしれないGOOD WAVEを求めて数多くのサーファーがビンギンに訪れましたが、海に入ってる人種が今までに見たことない内訳でした。
通常インドネシアは何処のポイントに行っても海の中の人種は8割以上白人サーファーという場合が多いのですが、昨日の夕方のビンギンは20人中15人インドネシア人、白人は4人、そして日本人の私1人という状況でした。
普段サーフィンや観光の仕事にかかわっているインドネシア人サーファーたちは仕事が無い現在、お金はないけど時間を持て余しているので自分たちのホーム以外のポイントに遠征する若手サーファーも多く、昨日はビンギン以外からウルワツローカル、クタローカル、ジンバランローカル、そしてお隣の島のロンボクローカル、スンバワローカル、ジャワのローカルとインドネシアの各島からのサーファーが勢揃いしていました。
普段は西洋人に占領されたようなバリのサーフポイントですが、ピークに黒い肌のサーファーたちが大勢で陣取っている姿を見て、さすがに西洋サーファーも遠慮しながらサーフィンをしていました。
そんな中で日本人の私は長年ビンギンでサーフィンしていることをローカルたちも知っているようで、若手ローカル達は、セットの波には乗れない私にも気を使ってくれてインサイドの小さい波を数多く譲ってくれました。
西洋人サーファーが大勢いる普段の日は弱肉強食の世界でこのようなことはまずないのですが、中々波に乗れない私のことを気使ってくれるインドネシア人たちの心に嬉しく思えました。
さて今日のお勧めはうねりを拾いやすいウルワツ、バランガン、朝風が弱いうちのチャングー、クラマスなどが期待できるでしょう。
この先20日までの予報では波が上がってくる可能性は低そうです。このまま乾季が終わってしまうのかもしれません。