ニャンニャンというポイント名は我々日本人になんか面白い響きに感じられますが、いったいなんでこんな名前がついたのでしょうか?
実はバリ語では「ニャンニャン」とはアブの事。
しかしこのポイントにアブが多いかといえばそんなこともないんです。
ニャンニャンはブキット半島の西南端のウルワツから更に南下した場所にあり、南と西のうねりをダイレクトに受け止めるうねりに敏感な場所,ここに波が無ければバリ中のサーフポイントに波が無いというほどコンスタントに波があり、通常は波が大きすぎてクローズアウトしている日の方が多いほどです。
ニャンニャンのベストシーズン
ニャンニャンのベストシーズンは乾季の終わりかけの10月から本格的な乾季に入る前の5月ごろ。
どんなに小さなうねりの時でも必ず波はあり年間通してフラットになることはありません。
バリ中のポイントの中で一番コンスタントに波がある場所でしょう。
ニャンニャンのベストサイズ&タイド
ウルワツなどの周辺ポイントが胸サイズの時、ニャンニャンはなんと頭半からダブルサイズの波がたっています。
普段からコンスタントに波があるバリ島の中でもさらに波があるポイント。
波が大きすぎる日が多く、クタやウルワツ周辺のポイントがフラットから胸サイズの時にニャンニャンではGOOD WAVEとなります。
腰サイズからサーフィン可能となりMAXサイズは頭半まで。長い白砂浜の中央には真ん中のチャンネルを挟むようにレギュラー、グーフィー2か所のポイントがあります。
ニャンニャンの波質
ニャンニャンのメインブレイクはライトの波、レフトの波に比べてコンディションが整いやすく波質も格段良いためほとんどのサーファーがライト波のポイントで入っています。
このライトの波はAフレームの波でテイクオフの瞬間、分厚いリップが一気に掘れあがるため、しっかりパドルをしてからテイクオフを試みないとパーリングする可能性もあります。
難度が高めのテイクオフですが、テイクオフを成功させるとそのあとは50m程乗れるメローな波が続きます。
ちなみにレフト波の方は波の力が弱くショートライドの波です。
ニャンニャンでサーフィンする時の注意点
ライトの波は混雑しているときもあるので混雑を避けてたい方はレフトがお勧めです。
ニャンニャンに良い波が立つ条件はほかのポイントがスモールウェーブの時、大潮のハイタイド時、風がないことです。
なかなか条件が揃わないニャンニャンですが良いコンディションにあたると、大自然と真っ青な海のなかで気持ちよくサーフィンを楽しめます。
ニャンニャンの周辺情報
ポイントの駐車場には飲食店が数件あるのみ、近隣にはシャワーやコンビニなどもありません。駐車場からビーチまでの距離は長いので飲み物などを持参をお勧めします。
レベル | 中級者 上級者 + パワフルな波質でカレントも強め中級者以上にお勧めのポイントです。 |
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波のタイプ | レギュラー |
シーズン | 1月 2月 3月 4月 5月 10月 11月 12月 |
ベストサイズ | 腹 胸 肩 頭 |
ベストタイド | 1.6m-2.5m |
ボード | 5’6”~6'3 |
ボトム | リーフ |
ブーツ | 不要 |
ロングボード | 不可 |
クタから | 40分 |
最寄りの町 | ペチャトゥ |
売店・レストラン | あり |
宿泊施設 | なし |
駐車場 | あり + ポイントを一望できる空き地に駐車(無料) |
- JL ウルワツをウルワツ方向に向かうと左手にこの看板これがニャンニャンへの入り口
- がたがた道を進むとこの看板がある場所に駐車場とワルンがあります。
- 以前ニャンニャンは600段の階段でしたが道が出来ました。この駐車場に止めて歩いてポイントに降りていきます。
- この坂を7分ほど歩いていきます。右を見ても左を見ても絶景です。
- ニャンニャンの丘の上からはこんな景色が広がっています。
- 丘の上からはサーファーは豆粒程度にしか見えませんが波もサーファーも徐々に見えてきます。
- やっとビーチに到着、崖を降りてくるだけでかなり体力使います。がたがた道なのでサンダルを履いておりましょう。裸足で降りると足の裏がザクザクです。
- この後ろの丘から降りてきました。バリ島で一番駐車場からポイントまで段差があるサーフポイントがこのニャンニャンです。
- 無人のブレークが割れていて人は激少なくパラダイス、バリの中でも珍しい景色まるでハワイのウエストサイドにいるかのよう錯覚します。
- レギュラーとグーフィーのブレイクがあり、この波の左側がグーフィーですが、この日は今一つだったのでさつえいしませんでした。
- 波もハワイのようにパワフルです。水も透き通り最高です。
- ズームだとこんな感じ、簡単に乗れそうですがパワーがあり何気に掘れてます。
- これから丘を登って帰ります。僕は登山家サーファーなのでこれぐらいの登りはへっちゃらですが筋肉痛になる人もいるのでゆっくり上がりましょう。
- 汗だくになって駐車場に戻ってきました。坂を上りきると売店があるので冷たいもの物を飲んで一息。