夕暮れに現れた少女たち

今こうしてスンバワにいる理由は、コロナムードが続くバリ島の雰囲気がつまらなく仕事もオフなので、マスクや消毒と程遠く年中良い波が立つスンバワに避難しながらサーフィン三昧の生活を送っていた訳だけれど、「スンバワに住める方法は無いかな?」と試行錯誤していたら、思い付いたのがスンバワドリームハウス計画。

この10日間程は朝から晩まで、時には夜中に目が覚めてしまった時も、四六時中その事ばかり考えていた。それからは、すごい勢いで一気に下調べに取り掛かりサーフィン熱も冷めていたが、初めは手探り状態だったのが大体のことが把握できたので、昨日からは心落ち着きまたもとの時間の流れに戻りつつある。

しばらく高速回転で動いていた脳みそをリラックスさせたいなと思い、そんな時はサーフィンでスッキリするのが一番の薬なのだが、潮が引きすぎて、おまけにサイドショアーが吹いていたので、お気に入りの場所に夕日を見に行くことにした。

そこに行くまでの道のりは行き交う車やバイクもほとんど無い、広大な土地の真ん中の一本道を宿からひたすら南方向に向かうだけ。左手には小高い丘が続き右手には遠目に真っ青な海が見える。

人工物がまるでない大草原の中を通り抜けて行くので距離感が掴みにくいが20分ほどバイクを走らせると到着する。

海に近隣した100mほどの高さの断崖で道が終点となる。道の脇にはきつい傾斜だが3歩ぐらいでよじ登れる大きな岩があり、その岩の上に立つと海から吹いている風が背後が急勾配の山に当たり乱気流のような風を感じ取れる。バランスを崩して崖の下に落ちないよう注意しながら、南側に見える荒い海、西側の穏やかな海と、そこに沈むサンセットを180度一望出来る素晴らしい場所だ。

ここは道の突き当りで、一番近くの民家までは5km以上離れている僻地で滅多に人に出会うことは無い、しかし昨日は到着して15分ほど独りで景色を見入っていたら、バイクの音が聞こえて来た。海側を見ていた目を道方向の山側に首を回転させてみると、この地域では珍しくお洒落をした女の子2人組だった。

多分2人は私が「外国人だと言うことがわかったのだろう。」20~30m離れた道のど真ん中にバイクを駐車し岩の上の私の方をチラチラと見ている。

私も彼女たちの方を見てニッコっと微笑んで会釈をしてみた。「もしかしたら彼女たちはこの岩の上に登りたいのだけれど私がいるので順番待っているのかな?」など思いながら、サンセットを見つつ、時折彼女たちの方にも目をやっていた。

2人は色々なポーズをしながら順番に携帯で撮影しあっていた。ポーズ姿や身体の肉付きや動きなどを見ているとまだ20歳には満たない感じだ。

5月3日からの一人での生活が長くなってきたのと、夕焼け時の広大な大自然の中にいるのは私と女の子2人だけというスティエーション。しばらくの間見ているうちに2人の女の子たち、ものすごく可愛く見えて来てしまった。

周りには3人の他誰もいない、30歳ほど年齢差はあるけれど声をかけて失敗しても外屋から見られていないので恥ずかしく無い、それと私が外国人なので2人は興味をしめすはずだろう。「ナンパなのかなんだか分からんけど、ヨシ、声をかけてみるか。」

でも待てよ。この子達確実にお酒も飲まないだろうし、ご飯食べようと誘って、近所で一緒にご飯食べてたら地元の人に見られて後々奥さんにバレるぞ。など色々余計な事を考えていたら声をかける勇気が無くなってしまった。

そんな気持ちになってしまったのと彼女たちは私が乗っている岩に早く登りたいのではと思い、この場を後にする事にした。

帰り際には、彼女たち一人ひとりの目をみながらお互いニッコリしながら、バイバイと挨拶をした。

今日の朝、このように彼女たちの顔を思い出しているのだが、「本当に可愛かったな」と。

やはり私は隣の部屋にいた、ビールを飲んでほろ酔いになれば合体できてしまいそうなムンムンした40代よりも、まだ純粋な笑顔でかわいげがある若い子が好きなようだ。

さて、今日はレイキーピークが良い波だけれど朝からコンテストでクローズです。そろそろ潮が上げてきたのでペリスコープに行ってきます。