朝から大雨の小波だけれど無職のサーファーはラインナップに。

今日は珍しく朝から激しい雨が降り波は予報通りのスモールウェーブ。バリの友達がFBでUPしたビンギンの波を見たら湖レベルの超フラットだけれど、ここレイキーピークはバリの海がそんな状況でも胸サイズの波が入るファンなコンディション。

天気が悪く小波だけれど特別やることも無いので朝の上げ潮に向かう時間帯にとりあえず入水、こんな日はゴリゴリ大波好きのサーファーは現れず海は何時もより人が少なく、波が小さい昨日や一昨日にいた顔ぶれのみ。

その中には毎日ほぼ同じ時間になると入ってくる20代後半ぐらいのローカルもいた。

今日のような小波の日はセットがなかなか入らず波を待っている時間が長い、波に乗るためにパドルで動く範囲も小さくサーファーの距離感が近い。20代後半のローカルがすぐ隣にいたので「毎朝サーフィンしてるけれどコロナでない普段の時は仕事は何しているの?」と尋ねてみた。

そうすると少し曇りかかったような顔になり「家にいるだけだよ。」と非常に短い返事が返ってきた。

それ以上はあまり聞いてほしくないような雰囲気だったので掘り下げることはしなかったが、彼の場合は自分で選択して仕事をしていないのか仕事にありつけないのかどちらかは予測できないが、一つ言えることは大金を持っていて仕事をしなくても暮らしていける人間ではないことは確実だ。

私はお客さん商売の仕事をしているので今までいろいろな方々と出会いがある。ローカルの彼とは同じ立場の無職だけれど、大金を持っていて何も仕事をしなくても生きていける無職の方々とも何人もお会いしたことがある。

後者の無職の方々に「何の仕事をされているんですか?」と尋ねると、ほとんどの方がお金が沢山あるから無職で遊んでいるとは言わない。「うーん不動産管理している。」やら「朝ちょっと仕事して昼からは時間あるんですよ~。」その返答の仕方は20代後半の無職のローカルと同じような濁したような短い返事で返ってくる。そして少し後ろめたさそうな顔をしている。

そうその顔を見ると生活が苦しい無職の人、その正反対の大金を持っていて一生仕事をしなくても良い無職の人も、ともに人生をハッピーに生きているようには感じ取れないのだ。

私もすでに無職歴1年のキャリアになり毎日サーフィンをし沢山の自由な時間があるが。今ハッピーな時間を過ごしているかと聞かれたら全然ハッピーではないと答えるだろう。

やはり人間は貧乏でもお金持ちでも、人に頼られたり、人のためになることに関わったりして生きている方が幸せなのだろう。

私にも早く毎日サーフィンする日々が終わり、人からの要望に応えながら仕事をする日々が訪れてほしいなと思う。

雨の朝、部屋からの風景