ヌサドゥアはバリのサーフィン歴史の中でクタリーフやウルワツなど古くからサーフィンされてきてるポイントの1つにあげられます。
ヌサドゥアでサーフィンをして感じることは、ほかのポイントに比べて年齢層が高く、長年バリに住みついている年配欧米サーファーの姿が目立つことです。
バリ島の各ポイントにはローカルサーファーがいますが、ここヌサドゥアにはポイントを仕切っているローカル的存在のサーファーも無く、波の取り合いなども少なくバリの中ではかなりのんびりサーフィンを楽しめるポイントです。
ポイントのインサイドは2km以上にもおよぶ長い白砂のプライベートビーチで5スターホテルが立ち並びバリ島で一番の高級リゾート地としても有名です。
ヌサドゥアのベストシーズン
ヌサドゥアのベストシーズンは貿易風(トレードウィンド)が弱くなる乾季の終わり10月−雨季の終わりに当たる3月くらいまで。
ヌサドゥアは他所のポイントに比べて良い波を当てるのは難しいポイント、潮位や風向きなど海の微妙な変化で波のコンディションが急変するので海に入り前にカヌー乗り場の人や近くにいるサーファーなどに状況を尋ねてから入るのが良いでしょう。
通常良い波に当たるセオリーは、晴天で風が弱い朝方の時間帯が良く、午後からは風が入る確率が高確率になります。
ヌサドゥアのベストサイズ&タイド
南北2kmにわたるの広大なスケールのポイントには大きく分けるとメイン、チキンウイング、テンプルの3ヶ所のブレークがあります。
【メインポイント】真ん中のブレーク
バリの中でも3本指に入るうねりに敏感なポイントで年間を通してフラットになることはほぼ無く常時波があります。
腰サイズからサーフィン可能のなりトリプルオーバーでもサーフィン可能でバリを代表するビッグウェーブのポイントです。波のサイズが頭ぐらいの時は中級者にも向いている波でしょう。
波質は厚く水量が多い波。
テイクオフしてからボトムに降りると長いウォールが待ち構えていて、スピードに乗ったボトムターンからトップターンを連続で繰り返せるライディングが楽しめます。
【チキンウィング】左側のブレーク
ビーチから海をみて一番左手のブレークがチキンウイング。
英語でチキンの意味は弱虫、メインのブレークのパワフルな波に太刀打ちできない人がサーフするポイントと言う意味なんでしょうか?
メインブレークから300mほどインサイドよりにシフトしながら入る波、パワフルなメインブレークの波と異なりテイクオフは易しく、波はあまり掘れないメローな波質です。
良い波を捕まえると今まで経験したことない位のロングライドが出来るときもあり、ゆったりとした波質は深いボトムターンからカービング、カットバックを連続で足がぐらぐらになってしまうほど乗れてします時もあります。
ここチキンウイングはBIG WAVEのなってもチューブは巻かず、トリプルオーバーの時でも規則正しく割れる綺麗なブレイクを見せます。
ヌサドゥアの中では比較的易しいポイントで通常の波のサイズではロングボード、初心者も楽しくサーフィンを出来るポイントです。
【テンプル】右側のグーフィーブレーク
浜から海を見て一番右側に見えるのがテンプルのブレーク。
ヌサドゥアの3つのポイントの中で一番サイズが小さくメローな波質です。
腰ぐらいからサーフィン可能で胸ー肩がベストサイズ、オーバーヘッド以上になるとクローズ気味になりカレントも発生します。
通常はグフィーの波が良く、波のサイズが上がってくるとレギュラーの波が出現します。ヌサドゥアの中ではロングや初心者の練習に最も適してるポイントです。
ヌサドゥアの波質
小潮から中潮回りの潮の動きが小さい日が良く、大潮周りは潮が速く急流のようなカレントが発生することが良くあります。
うねりに超敏感なヌサドゥアはうねりが入り始めるとあっという間にダブルサイズを超えることも稀ではありません。そんなときはハワイノースショアを思わせるようなヘビーなコンディションとなることも多々あります。
そんな日にはヌサドゥアのBIG DAYを心待ちにしている熟練サーファー達が集まり、7Ft以上のガンボードで大波を攻める姿が見れるでしょう。
ヌサドゥアでサーフィンする時の注意点
ポイントへのアクセスはカヌーを利用します。
クタ方面のリーフポイントのカヌーと異なりカヌーはポイントで待機せずポイントまでの渡し舟です。
行きはカヌーを利用して帰りはパドルで戻ってくる人が多い様です。
ポイントは岸から離れているため肉眼で見ていると波のサイズがはっきりわからず、岸から見たときに腰サイズに見えていた波が、実際に沖に出てみると頭半だったなど。
また岸から波を見たときにパーフェクトウェーブに見えたら、それはかなり大きなサイズなのでポイントに向かう前にボート乗り場で波のサイズを聞くと良いでしょう。
ヌサドゥアの周辺情報
ヌサドゥア周辺は高級リゾートが立ち並び、レストランやショッピングモールなど外国人が便利にすごせる施設が多くあります。船乗り場付近はローカルフードやローカル価格のお店も多数あります。
レベル | 中級者 上級者 + アウトリーフでカレントが強い、波は分厚くパワーがあるので中級者以上にお勧めのポイント |
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波のタイプ | レギュラー |
シーズン | 1月 2月 3月 10月 11月 12月 |
ベストサイズ | 胸 肩 頭 頭半 ダブル以上 |
ベストタイド | 1,3m~2,2m |
ボード | 5'7-7'6 |
ボトム | リーフ |
ブーツ | 不要 |
ロングボード | 可能 |
クタから | 20~30分 |
最寄りの町 | ヌサドゥア |
売店・レストラン | あり |
宿泊施設 | あり |
駐車場 | あり + カヌー乗り場に隣接している路上有料駐車場あり |
- MULIAホテルの脇道を入り駐車場代を払って進み路上駐車します。
- 駐車場からはレストランやカフェの間を通り30mほどでビーチ到着
- ビーチに出ると広い海が見えてきてカヌー乗り場が正面にあります。ポイントは500mほど沖合カヌーで7分ほど、パドルだと20分ぐらいかかります。
- サーファーが2,3人集まると不定期ですがカヌー出発1時間に4回ほどポイントまで行き来しています。
- ヌサドゥアは大きく分けると3つのブレークがありこれはメインのブレーク、この日は波が大きくゆうにダブルオーバーです。
- 望遠レンズでアップで撮るとこんな感じの波、ゆっくり割れてるようですがパワーがある波です。
- 違う角度から望遠レンズで撮影、はるか沖合にハワイのようなパワフルな波がわれています。
- ヌサドゥアのビーチはホテルが立ち並びリゾート客でにぎわっています。
- 右を見ても左を見ても真っ白な長い砂浜が続き、バリの中でもトップレベルの綺麗なビーチです。
- チキンウイングの波、正面メインポイントに比べて波乗りやすくメロー、ロングやSUPにも人気のポイントです。
- こちらはメインのさらに右側テンプルポイントから撮影しました。このレギュラーの波が2KMにわたりブレークしています。
- ポイントに行く船、カヌーでサーフィンに行くのは醍醐味、片道、往復どちらか選べます。